ウェアラブルコンピューティングが登場して10数年になりますが 、いよいよその実用化が本格化しつつあります。 その背景にはモバイル機器の低廉化、Wi-Fiなどのネットワー ク環境の整備があることは言うまでもありません。
しかし、実用化、とりわけ商用化は、 まだ現実のものになっているとは言えません。 それは技術的問題よりも、実際に利用してみるアプリ、 関連機器の開発、 さらに実用化に向けた利用者とのコラボレーションが不可欠で、 なにより利用者の感性、肌感覚が不可欠だからです。
当推進機構は、 クラウドサービスの有望なソリューション領域として、 ウェアラブルコンピューティングに着目し、アプリ開発ベンダー、 機器メーカー、そして利用者とが連携して実証実験を行うべく、 プロジェクトタイプの研究会を設立いたします。
ご関心のあるユーザ企業の参加をご案内いたします。
記
目的: ウェアラブルコンピューティングの実用化に関するノウハウ交換、 実証実験を通じて、実用化に関するクラウドサービスの創出
期間:11月から約4か月間、1か月に数回の研究会、意見交換
参加者:アプリ開発ベンダー、I/O機器ベンダー、 ユーザー企業、10人程度、なお参加者は、競合関係も考慮し、 事務局が決定させていただきたくことをご了承願います。
研究内容:
・ ウェアラブルアプリを開発中の企業によるデモとその実用化に関す る討議
・関連機器の開発ベンダーとの接続テスト
・業務利用に関するユーザーからの感想・要望のヒアリング
アプリ開発ベンダーのアイディアに関する情報については、 競合他社への流出を防止するため、非公開にさせていただきます
ご参加、希望の企業には、個別に、 開催案内などご連絡させていただきます。
お問い合わせは、私までご連絡をお願いいたします。
以上
第一回目の議事ですが、今回は機能性での意見が多く、オールインワンですべてを実現するに
返信削除は、バッテリー、音声認識(騒音環境では適さない)、小さな画面(作業が限定される)など
これからメーカーで改善が求めれる点が上げられました。
そのような意見があるなか、ビーコンなど他の機器と連携させたり、音声の変わりにジェス
チャー、インタフェースはiPhoneで等、メーカーの改善を待つのではなく今ある機器でなん
とかできないか、と前向きなディスカッションになったと思います。
この他には、生産性という意味では日常業務よりは現場での遠隔指示に、ヘルスケア・教育
ではビーコンで患者さんの位置確認や生徒の出欠確認などの意見もでました。ただ、ウェア
ラブルという言葉の定義にIOT、O2Oなどとも重なっている点が多いため、どのように説明
していくかも今後の議題となりそうです。
最後に、ウェアラブルを導入(実証実験)するにあたり気をつけると点として、IT部門と
現場とのコミュニケーションが重要であり、そのような環境が無い場合は大学(石渡さん)
などの実習施設を利用しテストケースを作り、提案するなどアプリ、デバイス云々の前に
必要なことがあることも、今回繋がったメンバーの方々と一緒に解決できるのは、と思い
ました。
第二回目からは、いよいよ実証実験に向けた内容になっていきます。懇親会では芝園開発
の市川さんから今取り組まれようとされている案件に、ご支援できるのでは、という点も
多々ありましたので、うまく連携できればと思います。